夢を叶える私の地図

Ma carte pour réaliser mon bonheur

2018年に作成した地図です。最後まで貼ろうかどうしようか悩み、迷ったまま貼ってしまった真珠の首飾り…。この首飾りに対して抱いた逡巡は、私自身の問題でもありました。

2019年、最新の地図です。この地図を作成するまで、ずっと「真珠の首飾り」について考えていました。新しい地図を作り、その問題については手放せた感があります。ああ、ホッとした…。

夢や理想を    地図に託して

心惹かれるもので一杯にする

1年に1回、自分の好きな物の写真、イラスト、センテンス、なりたい理想、将来の姿を1枚の台紙の上に散りばめます。心惹かれるもので満たされた台紙は、あなただけの「夢を叶える地図」になります。 

地図は1年を旅するあなたの相棒

辛い時や悲しい時、誰かに勇気づけてもらいたい時、自分を見失ってしまいそうな時に、この地図はあなたを勇気づけ、あなたの進む目的地への道しるべになってくれます。

 自分の求めているものを確認

地図を作ることは、自分の好きなもの・心惹かれるものを確認する作業であり、将来への理想、夢を潜在意識に刷り込ませる作業でもあります。


自分の夢や理想を 意識して過ごす

潜在意識に夢や理想を刷り込む事で、あなたの考え方や行動、習慣が徐々に変化していきます。

日々、関連する情報に敏感になってきたり、必要な人物と出会うようになったり…ということが起こってきます。

これは特別な人だけの話ではなく、誰にでも起こる事です。

もちろん、あなたにも起こります。

ですから「夢を叶える」ためには、常日頃から夢や理想を意識して過ごす事が大切です。

そのお手伝いをするのが、「夢を叶える私の地図」です。

地図を作る    大切な下準備

基本的に地図作りは楽しく、心躍るものです。

あまりの楽しさに夢中にもなってしまうものですが、そのため、潜在意識下にある色々な問題(悩み事やコンプレックス、トラウマ等)が表出してしまう事もあります。

自分の抱えている課題や問題を知ることは大切な事ではありますが、「夢を叶える地図」を作る際には「それら課題や問題」を1度外に出し、心に出来たスペースに新たに好きなもの・心惹かれるものを取り入れる「フラットな土台作り」が効果的です。

L'oiseau Vertでは、地図作りに参加される方には、簡単な描画体験「お絵描きの魔法」を体験して頂き、「フラットな土台」を準備したうえで地図作りに臨んで頂くようにしています。

アートセラピー的 アプローチ

素敵な地図を作るために体験して頂く「お絵描きの魔法」ですが、このプログラムの中の「こころの風景画」にも大切なメッセージが表れています。

当日は地図作りがメインになる上、複数の参加者と一緒の時間になりますので、深くは掘り下げることはしません。

ご希望の方には個人セッションというスタイルで、別の日にお話をさせていただくことができます。ご希望の方は地図のワークショップの際にアートセラピストにご相談ください。


わたしの「夢を叶える私の地図」変遷      2016年~2021年1月

全面的にピンク色のものが、2016年2月に作った最初の地図です。

この地図を見た呼吸法の師匠に「本当は何にもないくらいがいいんだけどね。」と言われましたが、その頃の私にはピンときませんでした。

ただひたすらにいろいろなものを張りまくり、一種の空間恐怖に近いものがあったかもしれません。

3年目の「心やわらかに生きる」の地図を作った時に、最後まで真珠の首飾りを貼るか貼らないか迷いました。

なんとなく自分では「貼らなくてもいいかな…」と思っていたのです。

悩んでいたら「貼らないの?素敵なのに」と声を掛けられ「そうだな」と思い、真珠の首飾りを貼りつけてしまいました。

貼ったものの、居心地の悪さも感じていました。

その居心地の悪さの正体を知ったのはそれから半年後。

ある集まりで自己紹介をする際に(私はSFが好きで、自分でも書こうと思っています)と挨拶しようと考えていたのですが、他の皆さんがキラキラと麗しい経歴をお披露目していくのを聞くにつれ、私ももう少し何とか格好つけなきゃ!と思ってしまいました。

それでSF好きネタは下げて、ちょっと格好をつけた自己紹介をしたのです。

自己紹介をした瞬間に感じたのは、あの居心地の悪さ。

そして後悔。

あー、私の真珠の首飾りはこれだったんだ!とわかった瞬間でした。

私が私じゃないものに背伸びしてなろうとした瞬間。

私は私じゃないものになるために、いろいろとアイテムを揃えようとしていたんだ…自分を自分以上に見せようとしてたんだ…。私が手放せなかったのは、この見栄だったんだなぁ。

次の年の地図で、私はやっと真珠の首飾りを(地図上では)手放すことが出来ました。

本当は椿の花一凛で終わらせたいと考えていましたが、あまりにもそれじゃ…と思い、また、ペタペタと貼りました。「さみしいかな」と思い、額縁のように周囲を飾りました。

それは私が「心からそうしたい」と思ったからではなく、なんとなく…で、してしまったこと。

そして、やはりそれも普段自分が「なんとなく」でどれだけのことをやってきてしまっているか…を後から痛切に感じるきっかけになりました。

この年は初めて1年のうちに2回目の地図を作成するという機会があり、そこで作ったのが「究極の友達」です。

これが私にとって会心の作になり、今でも実は一番のお気に入りです。

この地図を作ったことは、私にとって何が大事か、何が必要かをしっかりと感じる機会になりました。

この地図の後からは、地図の様子が変わっていきました。

意図していたわけではないのですが、どんどん、貼りたいもの、いらないものが明確になっていき、

地図製作の時間も圧倒的に短くなりました。

別に貼らなくても、「自分は大丈夫」と思えるのです。

好きなものは変わらない。欲しいものはいつでも手に入る…自分の軸さえしっかりしていれば。

そう思えるようになりました。

一番最初の地図を見た呼吸法の師匠が言ったことは、こういう事だったんだろうか…と、今は思っています。

2021年は「I am Here!」。私は私自身を実感して生きていきたいのです。

 

 ※とはいえ「旅」と貼ればバンバン「旅」が続くのも本当です。

だから、欲望・煩悩まみれの地図もチャレンジングで素敵だと実感から思います。